段ボールが産業廃棄物になることをご存じでしょうか。家庭で出る段ボールは資源ごみとしてかんたんに処分できますが、事業所から出た段ボールは適切な手段で処分しなければなりません。
今回は事業ごみとして段ボールを処分する方法、特に捨てる以外のかんたんな処分方法を紹介します。
事業所が出したであろう段ボールが地域のごみ捨て場に捨てられているのをよく見ます。 これは法律違反になり場合によっては罰則を受けることになります。
正規の方法でストレスなく段ボールを処分しましょう。
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段ボールは産業廃棄物の分類は「紙くず」
産業廃棄物は法令で定められた20種類の廃棄物を指します。
- 建設業
- パルプ製造業
- 製紙業
- 紙加工品製造業
- 新聞業
- 製本業
- 出版業
- 印刷物加工業
で生じた段ボールは「紙くず」に該当し適切な方法で処分しなければなりません。
また事業系一般廃棄物にあたる段ボールを捨てるには、自治体からごみ処理券を購入し、段ボールに添付したうえで近くの廃棄場に出すことができます。
ごみ処理券は役所や郵便局であれば確実に購入することができます。また自治体によってはコンビニでも購入することもできます。
段ボールを捨てる以外の処分方法
事業所をたたむ時など、大量の事業ごみを廃棄しなければならない状況では、ごみ処理券を購入し資源ごみの日に出すことは非常に面倒だと思います。
そこで段ボールを「捨てる」のではなく「回収」してもらいましょう。段ボールは古紙回収業者や不用品回収業者に依頼すれば、かんたんに回収してもらえます。
古紙回収業者を利用する
古紙とは段ボールや雑誌、新聞紙、書類などリサイクルができる紙類のことをいいます。
業者にもよりますが、古紙1㎏あたり1~10円で買い取ってくれます。処分する古紙の量がとても多い場合に古紙回収業者へ依頼すると、出張費等が相殺され実質無料~+αになります。
古紙対象外のものに注意しましょう。
例えば紙以外の素材が付いたもの、細断化(シュレッダー)された古紙、カーボン紙、汚れた古紙などです。
依頼する業者に確認しておきましょう。
不用品回収業者を利用する
基本的に古紙の買取は行っていませんが、状態の良い物品(オフィス家具など)は買取してくれる場合があります。
古紙以外にも処分したい事業ごみがある場合には不用品回収業者にすべて依頼すれば1度で済みます。手間と費用を考えて回収業者を選びましょう。