飲食店などを閉店するとき、いらなくなるものがたくさん出てくると思います。
その中でも割り箸は処分する量がとても多いです。業者に回収してもらうことはかんたんですが、コスト面で損をしてしまう場合があります。
今回は割り箸の処分方法を解説していきます。また自らリサイクルする方法も解説します。
割り箸以外の廃棄物の量や、仕事などの忙しさに合わせ方法を選んでみてください。
Contents
割り箸の処分方法
飲食店等で出た割り箸は事業系一般廃棄物に分類されます。
この場合、燃えるごみとして地域のゴミ捨て場に捨てることはできません。回収業者に依頼するか自身で収集場に持ち込みましょう。
割り箸の処分方法は以下の2つがあります。
- 自治体で収集してもらう
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの手間やコスト、注意点を確認しましょう。
自治体で収集してもらう
自治体指定の業者に引き取ってもらう方法です。割り箸は事業系一般廃棄物ですので、分別は家庭ごみの区分と同様に行いましょう(燃えるごみ)。
処分料は自治体によって異なりますが、3,000円~4,000円で収集してもらえます。費用は安いですが土曜平日に指定時間内での予約・対応が必要になります。処分施設に自分で持ち込むこともできます。
またコストを抑えたいが廃棄量が多く自分で運搬できない場合には、自治体からごみ処理券を購入し廃棄袋(または段ボールなど)に添付することで、地域のごみ捨て場に捨てることができます。
不用品回収業者に依頼する
自治体での処分方法よりも料金が高いです。
しかし割り箸以外に電化製品や家具も一度に回収してくれます。業者によって異なりますが、2トントラックほどの廃棄量では約5万円になります。
また数袋での回収が可能な業者もあり、相場はおよそ5,000~10,000円です。その分、自分の都合の良い時間に依頼できること(夜間に依頼できる業者もある)など様々なメリットがあなたの手間を省いてくれます。
割り箸を処分する時の注意点
自治体に収集を依頼するときには、特に注意しなくてはならないのですが、分別を確実に行いましょう。他の物が混入していると引き取ってもらえない場合があります。
また割り箸など細く長いものを廃棄する場合、頑丈な袋(2重にするのもあり)や箱に入れて廃棄しましょう。ごみ袋1枚だけでは、割り箸が飛び出してケガや中身が漏出する原因になります。
割り箸はリサイクルがおすすめ
数年前までは割り箸の消費が環境破壊につながるということで、洗って再利用できる箸が普及してきました。この頃は割り箸のリサイクルができず焼却処理でしか処分できなかったためです。
しかし最近ではぺロット化などが可能になり、リサイクルできるようになりました。製紙原料の資源としては、割り箸100膳で週刊誌1冊分にリサイクルできます。ですから日頃の営業で出た使用済みの割り箸はもちろんのこと、未使用の割り箸を大量廃棄する際は処分ではなくリサイクルするようにしましょう。
業者の収集では料金が取られますが、リサイクル回収では、ほとんどの自治体で無料となっています。
また使用済みの割り箸をリサイクル回収に出すときは以下の点に気をつけてください。
- 軽く水ですすぎ、乾燥させる
- 割り箸以外の物を混入させない(つまようじ、串など)
また自治体によってリサイクルできない割り箸の材質(竹製など)がありますので確認ください。
自治体に問い合わせてみてください。